「平等」のはずが……知っておきたい「共有名義」の怖さ ┃ 相続に強い税理士紹介 相続財産センター

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「平等」のはずが……知っておきたい「共有名義」の怖さ
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「土地は、きょうだい仲良く3分の1ずつに分けなさい」。良かれと思って書いたその遺言により、子や孫が悩み、苦しみ、骨肉の争いを展開するとしたら……。一時の判断で、後の代まで禍根を残してしまう、そんな怖さも相続にはあるのです。税理士・公認会計士の鴛海量明先生に聞きました。
ネズミ算式に、「争いのタネ」が増えていく

私のところには、単に節税の方法だけでなく、相続のやり方そのものを相談に来る方が多くいます。そんな時、「1つの不動産を共有名義にして相続するのだけはやめましょう」と、必ず言うようにしています。将来、大問題に発展する危険性が極めて高いからにほかなりません。

例えば、A家のきょうだい3人が土地を共有で相続したとします。この場合、自分の持分を売りたいと思っても、土地を担保に借金しようと思っても、他のきょうだいの印鑑が必要になります。

よしんば、3人はすこぶる仲良しで、とりあえず何の問題もないように見えたとします。しかし、まったく違うB家、C家、D家というバックボーンを持つ、それぞれの配偶者がそこに加わったら、どうでしょう? とたんに、見える景色は変わってきます。さらに、その子どもが相続する段になり、「疎遠な」当事者がどんどん増えていくのです。

実際、私のところに来たお客さまで、土地に30人近い法定相続人がいる、というケースがありました。直接の利害関係者がそれだけいたら、土地をどうにかしようと思っても、まず意見はまとまりません。
相続に「弱い」税理士もいる!

別のお客さんで、1回目の父親の相続時に、すべての土地がきょうだいで2分の1ずつになっている、という方がいました。2回目の母親の相続で相談に来られたのですが、今述べたような事態にならないためにも、共有の解消をお勧めしています。

それにしても、1回目の相続で相談を受けた税理士さんは、なぜそんな判断をしたのでしょうか? 正直、私には理解できません。分割協議がうまくいかず、仕方なく共有にしたのか……。でも、これをやると、将来に文字通り「負の遺産」を残す公算大なのです。

同業者の悪口を言うのが真意ではありませんが、税理士にも分野によって“得手・不得手”のあることを、頭の片隅に置いてほしいと思います。相続は、相続に強いプロに。それが鉄則です。
カテゴリ:遺産分割
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