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頼んだ税理士によって、相続税の金額に差が!?
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相続税の申告を、素人がやるのは「危険」。ならば、当然、専門家である税理士にお願いしよう、ということになるでしょう。ただし、税理士であれば誰でもいいかというと、話は、そう単純ではないようです。税理士さんにも、「得意分野」がある。「頼むなら、相続に強い専門家を選んでほしい」と税理士の山下桂先生は言います。
税理士にも「個性」がある

前回、「相続税の申告は、プロに頼むのが無難だ」と言いました。「プロ」というのは、言うまでもなく税理士のこと。では「税のプロ」ならば、みんな相続税に詳しいのか? 

実は、そうではないのです。これも、これから相続を迎える方に、ぜひ知っておいてほしいことの一つなのです。税の世界というのは、ある意味、複雑怪奇。依頼者に適切なサービスを提供しようと思ったら、所得税とか事業税とか、ある程度「その道のプロ」化するのが避けられないんですね。

前回の、一次、二次相続を含めて、父親の考えた当初案だと800万円ほどの相続税になるところを、ほぼゼロになるプランを作成した、というお話。自分の成功例を引き合いに出すのはちょっと気が引けるのですけど、あのケースでも、別の先生に頼んだら、「800万円の申告書を、こちらで作りましょう」で終わるかもしれません。また別の税理士は、「節税策を講じれば、支払いは500万円ですみますよ」と言うかも。困るのは、それが最適のやり方なのかどうかが、一般の方にはなかなか「見えにくい」ことですね。

これも繰り返しになりますけど、このケースの税額軽減のポイントは、「小規模宅地の特例」を使えるかどうか。ただ、「被相続人である親と同居していた」といった分かりやすい場合を除き、特例適用の要件が非常に複雑、難解なため、税理士さんによっては、「これは無理だ」と諦めてしまうことも少なくないわけです。「専門外」の先生の場合は、そもそも特例自体を、ほとんど理解していないこともあるんですよ。

ですから、相続を頼むのなら、その分野に強い税理士を選ぶよう心がけることが大事になります。最低限、「小規模宅地の特例というものがあるんだ」くらいの基礎知識を持ったうえで、頼む税理士を「品定め」する必要があると感じます。

シミュレーションを重ね、プランを提案

私自身は、28歳で税理士になって以来、数多くの相続案件を担当しました。「相続に強い税理士」であることは、自負しています。

私が実践していることの一つが、徹底的なシミュレーションです。依頼を受けると、例えば、「この特例を使ったらどうなるか」とか、「一次相続と二次相続のバランスを変えたらどうか」といった、様々な条件を当てはめて、通常は10通り以上の試算をやっているんですよ。ただし、お客さまにあまりたくさんの提案をすると逆に混乱させてしまうので、実際には、そのうちの2、3通りのプランを提示して、話を詰めていくのです。

こうしたシミュレーション作業は、非常に重要だと思っています。なんとなく、「こうなるだろう」と感じていた結果が、実際に数字を落とし込んでみると、まったく違っていたりします。プランAで計算したら、予想外に節税効果が大きくて驚いた、などということが、よくあるのです。

ともあれ、それはあくまでも私のやり方。そんな回りくどいことをしなくても、「最適の解」を導ける税理士さんも、たくさんいます。実際、私が担当した過去の案件を、もし別の先生がやっていたら、もっと税金を少なく出来ていた、という可能性がゼロとは言い切れません。言い訳をするのではないのですが、相続は、そういう奥の深い世界でもあることを、理解しておいてほしいのです。

あえて付け加えておけば、いったん申告して納税した場合でも、申告期限から5年以内だったら、やり直せる可能性があります。税務署に対して、「税金を納め過ぎたから返してください」という「更正の請求」を行います。「あなたは税を納め過ぎていませんか?」と、その更正の請求を専門にやっている税理士さんもいますよ。もちろん、請求したからといって、すべてが認められる保証はないので、念のため。

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